奈良県の自称溶接工を逮捕。軽自動車あおり運転で原付転倒、鎖骨折るなど重症

奈良県生駒市で、軽乗用車で「あおり運転」をして原付バイクを転倒させ、そのまま逃げた疑いで、57歳の男が逮捕されました。

自動車運転死傷処罰法違反（危険運転傷害）と道路交通法違反（ひき逃げ）の疑いで逮捕されたのは、奈良県三郷町（さんごうちょう）の自称・溶接工　大久保信昭容疑者（57）です。警察の調べによりますと、大久保容疑者は、先月19日午後1時45分ごろ、生駒市小平尾町の国道168号で、前を走る原付バイクに軽自動車で著しく幅寄せし、通行を妨げた上、追い越して前に入ったところで急ブレーキをかけ、バイクを転倒させたなどの疑いです。

原付バイクに乗っていた52歳の男性は、急ブレーキをかけて転倒し鎖骨などを骨折する重傷です。転倒の後、大久保容疑者は救護も連絡もせず、そのまま立ち去った「ひき逃げ」の疑いも持たれています。

警察によりますと、直前に、男性の原付バイクが脇道から国道に合流し、目の前にいた大久保容疑者の車とトラブルになったといい、大久保容疑者が一旦車を降り、口論していたということです。口論があったことは認めているものの、取り調べに対して大久保容疑者は、「幅寄せも割り込みもしていない。転倒も見ていない」などと、容疑を否認しているということです。